医師・薬剤師・理学療法士などの治療家が集まり、昨年の9月に新しく開講しました。
子供の「ココロ」と「カラダ」の健康を守ることを目的に、そのために必要な栄養学をお伝えする講義です。
コンディショニングセルフケア講座の詳細
子供の病気増加
現在、先天性奇形児が急激に増加していること、子供のアトピーや喘息、アレルギーが増加していることはご存知でしょうか?


子供の体力低下
子供の体力は低下し続けています。




「病気の増加」と「体力低下」の原因は?
この原因はなんでしょうか?
「食生活の乱れ」
「運動機会の減少」
「睡眠時間の減少」
色々考えられると思いますが、深く関係しているのが「食」です。
近年、大きく食生活が変わりました。
1950年頃から比べて、
「植物油」、「異性化糖」、「食品添加物」、「遺伝子組み換え食品」などの消費量が増え、「炭水化物」、「食物繊維」などの消費量が減っています。
「ミネラル、ビタミン」の含有量が少ない食べ物が増えています。

近代食とも言える「加工食品」が多く出回り、
24時間、どこでも、安く、美味しく頂ける様になりました。
現代社会に置いて、コンビニやファーストフードで気軽に食事を摂れるのはとてもありがたいことです。
しかし、その恩恵の裏に私たちが失っているものはなんでしょう?
私たちのカラダは食べたもので出来ています。
食べたものをエネルギーに変えて、カラダを動かす原動力にしています。
病気が増えていて、体力が低下してきている現状では、
食べたものが正常にカラダに作用していると言えるのでしょうか?
健康意識が高まっている時代
2人に1人は「癌」の時代。
そのため、「健康」についての意識が高くなっています。
健康食品業界、ヘルスケア業界の規模が爆発的に伸びています。
「健康食品、サプリメントで健康になれる」
「抗酸化作用のある食べ物で健康になれる」
「食品添加物や遺伝子組換え作物は、政府が安全と行っているから大丈夫」
これらは本当でしょうか?
100年前ほど遡ると、癌や糖尿病、心臓病などの慢性疾患はとても少なかったです。もちろんその時には、健康食品もサプリメントも食品添加物も遺伝子組換え作物もありませんでした。
ヒトはチンパンジーから進化しておよそ600万年の歴史があります。今まで食べてきたものがヒトを作っています。
つい最近になって食べ始めるようになったものに、ヒトはすぐ適応できるようになるでしょうか?
個人の体質と体調をみる必要性
食べるものが一緒でも個人の体質や体調によって反応が違います。
同じものを食べても、「ある人には薬になっても、ある人には毒になり兼ねない」ということです。
食べ物には、ほぼ全てメリットとデメリットがあります。「この食べ物は良い」、「この食べ物は悪い」と単純に決めれるものではありません。
一つの例に、「牛乳」
牛乳を飲むとお腹を下してしまう方と、そうならない方がいます。
お腹を下す原因の一つが、ラクターゼという乳糖を分解する消化酵素がしっかり働くかどうか。
ラクターゼは、小腸内の環境により大きく活性が違います。腸内環境が悪い方は、牛乳を受けつけなくなる可能性があります。
その他にも、高温殺菌されているか、ホモジナイズされているか、牛に与えられていた飼料はどのようなものだったか、など。
牛乳自体の品質の影響も考えなくてはいけません。
栄養素が豊富だからカラダに良いとは限らない
豆腐はビタミン・ミネラルが豊富ですし、その他にも有益な栄養素が入っています。

しかし、大豆には抗栄養素というカラダにとってデメリットに働く栄養素も入っています。
「フィチン酸」「サポニン」「レクチン」「イソフラボン」「トリプシンインヒビター」
が有名です。
例えば「イソフラボン」ですが、心血管障害のリスクを減らすというメリットがあります。
しかし、デメリットとしてエネルギー代謝障害を引き起こしたり、性行動の抑制、卵巣・子宮、乳腺の奇形、早期思春期と関係しています。
特に、過剰に食べ過ぎている方、甲状腺機能低下症の方、乳児・幼児、妊娠中および授乳中の方、菜食主義者の方では、影響を受けやすいことがわかっています。
「大豆は健康に良い」といって、食べ過ぎるのはかえって健康を害してしまう可能性があります。適量食べることで大豆の栄養素の恩恵を多く受けることが出来ます。
個人に合わせた食べ方・量を考える必要があります。
本講座の特徴
本講座特徴として、
①食べ物がカラダに入った時に、どのように代謝されカラダの一部になるのか?エネルギーになるのか?を追求した内容となっています。
②個人の体質や体調に合わせた食事の提案、食材のメリット・デメリットをお伝えします。食材の栄養素だけを見ずに、「抗栄養素」の働きも考えて解説します。
③「パフォーマンスの向上」「体重コントロール術」「質の良い睡眠」「運動時の栄養補給」など、日常生活で活かせる内容も豊富です。
④「食品添加物」「農薬」「遺伝子組み換え食品」などカラダへの影響について詳しく解説します。
詳しい講義内容はこちら
本講座では、自ら考えて正しい選択ができるように、なるべく詳しく代謝の流れから説明しています。
子供の「ココロ」と「カラダ」の健康を守るために、必要な情報を1日にぎっしり詰め込まれており、しっかりエビデンスのある情報となっています。※情報の引用先もしっかり明記しております。
3冊の講義資料付きです。(全160ページのボリュームです)

一人でも多くの子供の健康を守るために活動していますので、応援して頂けたら幸いです。
メディア
パーソナルセルフケアマネジメント協会のHP(講座の日程、詳細)
代表理事 土田直樹
理事 井手啓貴(医師)
理事 安藤香織(薬剤師)
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