こんにちは!Condition coach小笹です!
自粛生活お疲れ様です。
たまには窓を開けて、日光浴と外の空気を吸ってくださいね^ ^
本日のテーマは「白米」です。
私の記事を読んでくれている方は、炭水化物(=糖質)の重要性はわかってくれていると思います!
しかし、運動を普段全くしない方は【白米】【パン】などのGI値が高い炭水化物は要注意です。※GI値:食後血糖値の上昇を示す指標
かえって体調を崩す可能性があります。
その理由は【糖質を溜め込む能力がないから】です。
詳しく解説します!
本来食事から摂取した炭水化物は、グルコースまで分解され各組織で使われます。使い切れなかったグルコースは肝臓や筋肉でグリコーゲンとして蓄えられます。
特に【筋肉で蓄えられる量】が多いです。
普段全く運動しない方は、筋肉で糖質(グリコーゲン)を使う機会がありません。グリコーゲンが常に溜まった状態であり、グルコースが入ってきたとしてもグリコーゲンとして蓄えられません。
そして運動していないことで筋肉が萎縮しており、グリコーゲンの蓄えられる量も少なくなっています。
その状態で「白米やパン」などのGI値が高い炭水化物を多く摂ることで、グルコースの行き場がなくなります。
血糖値が上がり、それを下げようとインスリンが大量に放出され、終末糖化産物(AGEs)の産生や脂肪として蓄積していくこととなります。
食後に血糖値は大きく乱高下し、集中力の低下、眠気、冷や汗、動悸、不安感などの症状が起こります。
太ってしまったり、逆に痩せてしまうこともあります。
「太る」は理解できると思いますが、「痩せる」については疑問だと思います。解説します!
血糖値の乱高下により低血糖となると、交感神経系のホルモンが分泌されます。それにより糖新生が促されます。この機能は余計にエネルギーを使います。一つのグルコースを作るのに6ATPも要します。
※糖新生:脂質やタンパク質から新しく糖を作る機能
そして糖新生は肝臓・腎臓に負担をかけます。肝臓・腎臓の機能が低下すると消化吸収能力が落ちてしまいます。(甲状腺機能が低下するため)消化吸収能力が落ちるということは、食べたものが身にならないということになります。
簡単に説明すると、
食べた糖質が溜め込む場所がなく脂肪に変換される
→低血糖となりタンパク質・脂肪を分解して糖を作り出す(エネルギー消費が大きい)
→同時に肝臓に負担をかけて消化吸収能力を下げる
→食べても身にならない
→痩せる
です!
さらに条件が重なると代謝が大きく低下し、脂肪蓄積に傾いて太っていく方もいます。
話を戻します!
要は【筋肉が少ない方】は炭水化物(特にGI値が高いもの)を食べると、グリコーゲンとして蓄えることができずに血中で糖が余ってしまうことになります。それが様々な不調を引き起こす原因となります。
改善策としては、
1、運動をして筋肉をつける
2、GI値の低い炭水化物を選択する
(玄米、オートミール、押し麦、サツマイモなど)
3、少量頻回食にして、一回の炭水化物量を減らす。
です。
現代では運動ができずに筋肉量が減っている方が多くいます。
その方がご飯をモリモリ食べた後に眠くなったり、集中力が低下するのは至極当然の反応です。
1940年代の方達は炭水化物の摂取量が全体の80%です。
ですが毎日身体を動かし、グリコーゲンとして蓄えられる許容量が今とは比べ物になりません。
炭水化物は重要です。
しかし体質・生活リズム・運動頻度に合わせた摂り方が必要になります。糖質制限により体調が良くなるのも、血糖値の変動が少なくなることが関係しています。
炭水化物を抜くという選択肢ではなく、炭水化物をどのように摂取したら一番身体に負担が少ないかを考えましょう!
お読み頂き有難う御座いました!